試験科目について
試験科目は大きく9つにわかれています。
①医学概論 (公衆衛生学、人の構造および機能、病理学概論及び関係法規を含む) |
呼吸・循環・泌尿器・胸部外科が中心になります。脳神経・消化器・内分泌・感染症なども少数ながら出題されます。 |
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②臨床医学総論 (臨床生理学、臨床生化学、臨床免疫学及び臨床薬理学を含む) |
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呼吸・循環・泌尿器・胸部外科が中心になります。脳神経・消化器・内分泌・感染症なども少数ながら出題されます。 | |
③医用電気電子工学 (情報処理工学を含む) |
交流を含む電気回路の基本、増幅器、センサの基本、機械要素、機械に関する基礎力学、流体に関する基礎力学、関連する物理現象などが出題されます。 |
④医用機械工学 | |
交流を含む電気回路の基本、増幅器、センサの基本、機械要素、機械に関する基礎力学、流体に関する基礎力学、関連する物理現象などが出題されます。 | |
⑤生体物性材料工学 | 生体の電気的・力学的・機械的特性および人工透析・人工心肺・人工血管などに使用される特殊な材料について出題されます。 |
⑥生体機能代行装置学 | 人工透析・人工心肺・人工呼吸器・高気圧酸素療法装置および関連機器など臨床工学技士業務の中心となる機器について出題されます。 |
⑦医用治療機器学 | ペースメーカー、電気メス、大動脈バルーンポンピング装置、レーザ治療器、超音波メスなどについて出題されます。 |
⑧生体計測装置学 | 心電計、血圧計、パルスオキシメータ、筋電計、脳波形などについて出題されます。 |
⑨医用機器安全管理学 | 医療機器の電気事故、医療ガスの事故を防ぐための法令、安全管理方法などについて出題されます。 |
試験はマークシート形式で、午前90問、午後90問の問題が出題されます。試験時間は午前と午後で各2時間30分となっています。
ボーダーラインは、「正答率60%」がおおよその目安になると言われています。
過去の国家試験問題
直近5年分の臨床工学技士国家試験で出題された試験問題と正答は、公益財団法人 医療機器センター様のページで公開されています。