臨床工学技士の保守、点検業務について教えてください
Q :
臨床工学技士の具体的な仕事内容について教えて下さい。
・点検、保守に関してプログラム言語の知識などは必要ですか?
・学校を卒業した後での新しい医療機器に関しての取り扱いは独学ですか?
A:
臨床工学技士の業務内容についてですが、
(1)保守点検については、機器の始業前点検、定期点検、分解清掃、磨耗部品の交換、動作確認、安全性確認、電気設備の動作点検・安全確認、ガス設備の動作点検・安全確認などが主な業務になるかと思います。
電気・機械・コンピュータについて基本的な知識は必要です。
しかし、メーカで仕事をするような専門的な知識はなくても臨床工学技士の業務は行えます。
また、プログラミングに関しても基本的な考え方を理解していれば十分です。
臨床現場でプログラムを業務として作る方はほとんどおられないかと思いますが、ネットワーク環境構築などに関与する方も多いので、コンピュータに関する基本的な知識が役に立ちます。
(2)学校卒業後の新しい医療機器に関しての取り扱いについては、様々なサポートがあります。まず、その医療機器の製造業者または取り扱い業者が導入時にかなり詳しく説明してくださいます。また、臨床工学技士会や各種学会が講習会や勉強会を開催しており、卒業後も勉強できる体制があります。実際、病院などで働く臨床工学技士の方も多忙な合間をぬって研修を続けておられます。
その他一般的な業務については、HPの臨床工学技士の仕事をご覧ください。