高校生の間にしておくとよいこと

将来につながる科目

臨床工学技士になるための知識・実技は養成校にて学べます。
しかし、高校生のあいだに学ぶことも、しっかりと将来の仕事につながっています。ここではどのように仕事につながるかの一例を紹介します。

 

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物理

「機器の保守管理」が重要な業務のひとつである臨床工学技士にとって、物理は重要な科目です。特に物理Ⅰで学ぶことはすべて関連してきますので、しっかり勉強しましょう。
そのほかにも、人工透析で使われるポンプの原理や、血圧や呼吸機能のモニタの原理、患者さんの状態を離れた場所でも把握する院内無線通信機器などの基礎も学ぶ必要があります。

生活を支える電気/熱や光をうみ出す電気/力をうみ出す電気/情報を伝える電気/波の性質/音と音波/光と光波/運動の表し方/力のはたらき/運動の法則/仕事とエネルギー/力学的エネルギー/熱とエネルギー/電気とエネルギー/エネルギーの変換と保存/電気の基礎/電磁波の基礎 など


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化学

化学で学ぶことは、人工血管など人体に埋め込む材料の性質や、薬品の性質を学ぶ基礎となります。そのため、さまざまな内容が将来の業務につながります。

物質の探究/物質の基本構成/物質量と化学反応式/化学反応と熱/酸と塩基/酸化還元反応/周期表と元素の性質/非金属元素の単体と化合物/金属元素の単体と化合物/有機化合物の特徴と構造/炭化水素/酸素を含む有機化合物/芳香族化合物/化学結合/物質の状態/化学反応の速さと平衡/プラスチックの化学/食品の化学/衣料の化学/金属・セラミックスの化学/生命の化学/薬品の化学 など


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生物

臨床工学技士は“人間の身体”に関わる仕事であるため、生物で学ぶ知識も役に立ちます。特に重要な内容は以下の通りです。

内部環境とその恒常性の維持/自律神経系と内部分泌系/刺激の受容と行動/タンパク質の構造とはたらき/代謝とタンパク質 など


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数学

電気の基礎、情報処理の基礎などを学ぶうえで、数学の知識も欠かせません。

微分・積分/指数関数/対数関数/三角関数 など

これらの科目は高校時代に履修をしていなくても、養成校に入学後、何らかの形で教わることになるかと思います。今は苦手意識を持っていても、「臨床工学技士になる」という意志をしっかり持ち続けていれば習得することができるでしょう。

先輩たちの多くも数学や物理に苦手意識を持っていましたが、克服して国家試験に合格し、臨床工学技士として活躍していますよ。