第2回 臨床工学技士養成教員学術研究会 開催要領
平成28年6月6日
一般社団法人 日本臨床工学技士教育施設協議会 会員校
学科責任者・教育委員会委員 各位
一般社団法人 日本臨床工学技士教育施設協議会 教育委員会主催
第2回 臨床工学技士養成教員学術研究会
開催要領
この度、一般社団法人日本臨床工学技士教育施設協議会教育委員会主催で、「第2回臨床工学技士養成教員学術研究会」を2016年9月24日(土)に大阪(梅田)で開催致します。本研究会は、昨年の第1回臨床工学技士養成教員研修会に引き続きまして第2回目の開催となります。以前の臨床工学技士業務は、一部の生命維持装置の操作と医療機器の保守管理が中心となっていましたが、近年医療法の改定や診療報酬改定を受け、臨床工学技士は大きな変遷を遂げております。特にその中で操作、管理を求められる機器の増加のみならず、これまでより患者の治療という側面に立った関わりが求められている職域が広がっていると考えられます。主業務であった機器管理に関しましても、「医療機器安全管理責任者」の設置が義務付けられたことで、機器の保守管理業務に関しても非常に大きな責任が臨床工学技士に課せられております。一方で入学生に関してはご承知の通り18歳人口の減少やゆとり教育の影響により、競争意識が低く勉強に対し「待ちに姿勢」を主体とする学生の割合が増加しております。
これらの影響から、同一の修業年限の中でもこれまで以上に本質的な教育を充実させ、学生個々の学びの意識を伸ばしていく教育が求められていると考えられます。そのため今回の学術研究会においては現代の学生における教育心理の本質やより効果的な教授方法に関して、基調講演やこれまで蓄積してきた各校の特徴的な教育の発表によって、新たな学術的価値の創生につながる研究会にしていきたと思い、第2回のテーマを「教えることの科学と技術~臨床工学教育のインストラクショナルデザイン~」としました。
今回の主なプログラムとしては、前回の研修会後のアンケート結果から抽出された課題に対する内容とするため、授業準備に必要な細かいコマシラバスの組み立てやゆとり教育の影響を受ける現代の学生に対する授業中のコツや指導のポイントなどの詳細項目から、全体を見通したインストラクショナルデザインにいたるまでの幅広い内容とし、別紙要領で示したプログラムとさせていただきました。また、各校における教育の発表に関しましては「学生教育に関する課題と試み」及び「呼吸療法教育に関する課題と試み」についての演題を会員校の専任教員に広く募集していきたいと存じます。また、研修会終了後は情報交換を目的に懇親会をいたします。
ご参加いただいた皆様にとって有意義な研修会になりますよう全力で準備を進めて参ります。皆様の参加を心よりお待ちしております。
<研修会概要>
「1」メインテーマ:「教えることの科学と技術~臨床工学教育のインストラクショナルデザイン~」
「2」会期:平成28年9月24日(土) 10:00~17:00(開場:9:20~)
「3」会場:大阪・梅田スカイビル スペース36R
住所:〒531-0076 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1−88
URL:http://www.skybldg.co.jp/convention/space36.html
「4」プログラム概要
<セッション1>
1984年に愛知教育大学教育部学科をご卒業後、名古屋市内の公立中学校8校を歴任され、ご専門の理科系科目に限らず、様々な教育手法に関するご著書(単著11編)を執筆されている他、1997年より授業記録や若手教師のためのワンポイントレッスンなどを広くHPにて公開され、日本の教育の発展にご尽力されていらっしゃいます。
済生会横浜東部病院で臨床工学技士としてご勤務されている他、熊本大学大学院にて教授システム学を専攻され、各種学会やセミナーにおいて臨床現場の目線から様々な教育手法に関するご講演をされ、広く医学教育にご尽力されていらっしゃいます。
<セッション2>
米国アズベリー大学ご卒業後、ピッツバーグ大学大学院、ミシガン大学大学院にて現病理学のご研究に従事され、帰国後は慶応義塾大学医学部大学院、大阪教育大学にて障害児教育に関するご研究を中心に活躍されておりました。ご退官後は関西国際大学や大阪医科大学LDセンターにて客員教授、名誉教授、顧問を歴任されている他、多数の著書や講演会を通して発達障害に関する教育の発展に従事されていらっしゃいます。
「5」懇親会
・会場:「炭火と地鶏 鶏っく 大阪駅前うめきた店」
住所:大阪府大阪市北区芝田2-3-9 excel梅田ビル4F
URL:http://r.gnavi.co.jp/k742178/map/
「6」演題募集期間:2016年6月10日(金)~7月31日(日)
「7」演題登録(口演発表:日本語のみ)
・要件:以下の3項目に適合していることを条件とします。
②演題は「学生教育に関する課題と試み」および「呼吸療法教育に関する課題と試み」の
2つのテーマに沿った教育活動および学生指導方法を主軸として教育に関する演題を広く募集いたします。
③筆頭発表者は、会員校の専任教員に限ります。
(協同演者の登録は、非常勤講師や臨床実習指導者も可能です)
・発表時間:発表10分・質疑応答5分
・登録方法:Wordにて下記の要領で作成し、事務局にメールにて送信してください。(下記参照)
→「氏名」、「所属機関・部署」、「所属機関住所・電話番号」、「メールアドレス」
②演題名:全角50文字
③抄録本文:全角1000字以内(図表なし)のみ
④登録可能な最大研究者数:10名以内
⑤登録可能な最大所属施設数:5施設以内
・演題登録用チェック項目
②目的、方法、結果、考察、結論が明確であり一貫性がある。
③倫理的配慮、利益相反について明記している。
・演題採択の通知:8月下旬までにE-mailにてお知らせいたします。
*抄録登録連絡先:一般社団法人日本臨床工学技士教育施設協議会 事務局
〒164-0001東京都中野区中野2-2-3
株式会社 へるす出版事業部内
TEL:03-3384-8037 FAX:03-3380-8627
「8」参加申込(研究会および懇親会)
参加登録期限:2016年6月10日~8月31日
②参加費
・懇親会:4000円
・旅費交通費:旅費交通費は支給されませんのでご注意ください。
③ご宿泊などについて:特に指定はございませんので、各自でお早めに手配をお願い致します。