お知らせ

第3回 臨床工学技士養成教員学術研究会 開催要領

平成29年7月吉日
平成29年9月8日更新

一般社団法人 日本臨床工学技士教育施設協議会 会員校
学科責任者・教育委員会委員 各位


一般社団法人 日本臨床工学技士教育施設協議会 教育委員会主催
第3回 臨床工学技士養成教員学術研究会
開催要領

 この度、一般社団法人日本臨床工学技士教育施設協議会教育委員会主催で、「第3回臨床工学技士養成教員学術研究会」を2017年9月23日(土)に東京(浅草橋)で開催致します。本研究会は、一昨年の第1回臨床工学技士養成教員研修会から継続し、今回で第3回目の開催となります。
 現在、少子化による18歳人口の減少やゆとり教育が残した影響を受け、大学、専門学校の入学生における基礎学力の低下が深刻な状態となっております。特に理数系科目における基礎学力は危機的状態であり、臨床工学技士に求められる高度な工学系科目をどのように教授するかが多くの養成校で抱える課題であると推測されます。
 そのため今回の学術研究会では、臨床工学技士に求められる工学教育を基礎学力の低下した学生に対して効率的かつ効果的に教授するための方法について、基調講演やこれまで蓄積してきた各校の特徴的な教育手法を共有することで、新たな学術的価値の創生につながる研究会にしていきたと考えます。そこで第3回のテーマを「教えることの科学と技術Ⅱ―基礎工学教育に適合したアクティブラーニングのあり方を探求する―」としました。
 主なプログラムは、前回の研究会後のアンケート結果から抽出された課題に対して「アクティブラーニングを組み込んだインストラクショナルデザイン」を基調講演としました。さらに臨床工学の教育を牽引してきた小野先生・嶋津先生のお二人に「臨床工学技士に必要な工学教育のあり方」をテーマに座談会を開催します。また、各校における教育の発表に関しては「学生教育に関する課題と試み」及び「基礎工学教育充実のための取り組み」についての演題を会員校の専任教員に広く募集していきたいと存じます。さらに卒業生である若手の臨床工学技士を招聘し、実際の臨床現場での業務において役立った、またはもっと教えてほしかった工学的知識について報告してもらうセッションも追加いたしました。最後には本研究会の総まとめとして「現在のレベルの学生に基礎工学分野を実際にどう教えると効果的かつ効率的か」というテーマに対してご参加いただいた皆様とディスカッションさせていただきたいと思います。
 ご参加いただいた皆様にとって有意義な研究会になりますよう全力で準備を進めて参ります。皆様の参加を心よりお待ちしております。

第3回臨床工学技士養成教員学術研究会 実行委員
教育委員会 担当理事 木村 主幸
委員長  工藤 元嗣
副委員長 池永 栄 
副委員長 鈴木 哲治
副委員長 中畑 碧 

<研修会概要>

「1」メインテーマ:
「教えることの科学と技術Ⅱ―基礎工学教育に適合したアクティブラーニングのあり方を探求する―」

「2」会期:平成29年9月23日(土) 10:00~17:00(開場:9:20~)

「3」会場:浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス 3F ROOM 0
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋1丁目22−16 ヒューリック浅草橋ビル
URL:http://hulic-hall.com/

「4」プログラム概要

1.開会の辞

2.開会挨拶
・10:00~10:10
一般社団法人日本臨床工学技士教育施設協議会 代表理事 廣瀬 稔 先生

3.セッション1
・10:10~11:00
教育講演Ⅰ
「自分で学ぶ学習者を育てるためのインストラクショナルデザイン」
座長 博多メディカル専門学校 池永 栄 先生
演者 熊本大学 政策創造研究教育センター  地域創生推進機構  天野 慧 先生

・11:10~11:40
一般演題 テーマ「学生教育に関する課題と試み」
座長 東北文化学園専門学校 中畑 碧 先生 先生
「学生の学習意欲向上に向けた学内検定試験の実施について」
 吉田学園医療歯科専門学校 臨床工学科 工藤 元嗣 先生
「正規の実験・実習以前の体験実習(講義の補足のための実験・実演) において留意すべきいくつかのこと」
 群馬パース大学 保健科学部 臨床工学科 佐藤 求 先生

4.ランチョン座談会
・12:00~12:50
討論テーマ「臨床工学技士に必要な工学教育のあり方」
 滋慶医療科学大学院大学 特任教授 小野 哲章 先生
 杏林大学 保健学部 特任教授  嶋津 秀昭 先生
※ 昼食用のお弁当を用意しております

5.セッション2
・13:10~14:00
教育講演Ⅱ
「基礎工学分野において臨床現場で役立ったこと・教えてほしかったこと」
座長 北海道科学大学 木村 主幸 先生
演者 藤沢湘南台病院 医療技術部 臨床工学科 江藤 達也 先生
演者 札幌医科大学附属病院 臨床工学部 山田 奨人 先生
演者 東京大学医学部附属病院 医療機器管理部 教育担当 主任 長江 祐吾 先生

・14:05~14:45
教育講演Ⅲ
「大学での工学教育における現場の課題」
座長 杏林大学 中島 章夫 先生
演者 慶應義塾大学理工学部 電子工学科 准教授 中野 誠彦 先生

・14:55~16:25
ワークショップ
テーマ「現在のレベルの学生に基礎工学分野を実際にどう教えると効果的かつ効率的か」
座長 杏林大学 鈴木 哲治 先生
「3年制専門学校教員の立場から見た基礎工学教育の現状と課題」
 吉田学園医療歯科専門学校 臨床工学科 加川 宗芳 先生
「理工系大学教員の立場からみた臨床工学領域における基礎工学教育の課題」
 岡山理科大学 堀 純也 先生
「非常勤教員の立場から臨床工学技士養成校における基礎工学教育の現状と課題」
 博多メディカル専門学校 九州保健福祉大学 非常勤講師 髙木 俊明 先生
– ディスカッション –

6.閉会挨拶
一般社団法人日本臨床工学技士教育施設協議会 北海道科学大学 木村 主幸 先生

7.閉会の辞

「5」懇親会
・時間:17:00~19:00
・会場:「浅草橋 旬魚と個室居酒屋 能登や」
住所:東京都台東区柳橋1-13-4 浅草橋丹羽ビル 3F
(JR総武線 浅草橋駅 徒歩1分、浅草橋駅から107m)
TEL:03-3864-6706

「6」演題募集期間:2017年6月26日(月)~7月31日(月)※演題募集は終了いたしました

「7」演題登録(口演発表:日本語のみ)

・要件:以下の3項目に適合していることを条件とします。
①筆頭者としての応募は一人一題とさせていただきます。
②演題は「学生教育に関する課題と試み」および「基礎工学教育充実のための取り組み」の2つのテーマに沿った教育活動および学生指導方法を主軸として教育に関する演題を広く募集いたします。
③筆頭発表者は、会員校の専任教員に限ります。(共同演者の登録は、非常勤講師や臨床実習指導者も可能です)
・発表時間:発表10分・質疑応答5分
・登録方法:Wordにて下記の要領で作成し、事務局にメールにて送信してください。(下記参照)
①演題登録基本情報(別紙のExcelにて記載してください)
 →「氏名」、「所属機関・部署」、「所属機関住所・電話番号」、「メールアドレス」
②演題名:全角50文字
③抄録本文:全角1000字以内(図表なし)のみ
④登録可能な最大研究者数:10名以内
⑤登録可能な最大所属施設数:5施設以内
・利益相反(conflict of interest: COI)状態の申告について
発表内容に関連する企業や営利を目的とする団体にかかわる利益相反の有無を開示してください。利益相反「あり」の場合は、発表時に以下の開示項目に準拠し、発表データの最後に開示してください。利益相反「なし」の場合も、必ず「利益相反なし」と記載してください。
〈筆頭発表者のCOI開示例〉
 利益相反「あり」の場合は以下の項目それぞれに「あり」又は「なし」で記載してください。
①役員・顧問職
②株保有
③特許権使用料など
④講演料など
⑤原稿料など
⑥研究費
⑦奨学寄付金(奨励寄付金)
⑧寄附講座所属
⑨その他の報酬
・演題登録用チェック項目
①演題名は内容を適切に表現している。
②目的、方法、結果、考察、結論が明確であり一貫性がある。
③倫理的配慮、利益相反について明記している。
・演題採択の通知:8月中旬までにE-mailにてお知らせいたします。
*抄録登録連絡先:一般社団法人日本臨床工学技士教育施設協議会 事務局
E-mail:officejaefce.org
〒164-0001東京都中野区中野2-2-3
株式会社 へるす出版事業部内
TEL:03-3384-8037 FAX:03-3380-8627

「8」参加申込(研究会および懇親会)

①添付してある別紙の出欠表に、「氏名」、「所属」、「住所」、「電話番号」、「メールアドレス」、「懇親会の参加の有無」を記入していただき、事務局にメールにて送信してください。(下記参照)
 参加登録期限:2017年6月26日~8月31日※参加登録は終了いたしました
 ※会場の座席数上限に達した時点で締め切りとなりますので早めの登録をお願い致します。
②参加費

・参加費:3000円
・懇親会:4000円
・旅費交通費:旅費交通費は支給されませんのでご注意ください。

③ご宿泊などについて:特に指定はございませんので、各自でお早めに手配をお願い致します。

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